【レベルファイブ】ダンボール戦機ウォーズ第25話感想

2013年9月18日放送
第25話「復活への道（ロード）」

あらすじ

　ヒカルが復帰した。彼の帰還を待ち望んでいたアラタは、第１小隊完全復活！
と喜ぶ。
　ところが、コントロールポッドに乗り込もうとするヒカルに突然のめまいが襲う。
何が起きているのかわからないままヒカルは無理をして出動するが、作戦
ポイントへの降下で着地に失敗し、さらにはコントロールポッドの中で意識を
失ってしまう。
　ヒカルは事件のショックで、心に傷を負ってしまっていたのだ。その日から
ヒカルを待ち受けていたのは、猿田による特別教練。ウォータイムには参加せず、
戦闘の本質を掴むために猿田との教練の日々が続く。
　待ってるぜ、俺は。毎日ボロボロになって寮に戻るヒカルに声をかけるアラタは、
１番にヒカルの復活を望んでいた。
　自らのプライドをかけ、教練に励むヒカル。そして長い時間をかけ、ついに戦闘の
本質を掴みとる。
　猿田の許可を得てセカンドワールドへ急ぐヒカル。しかし同時に、第１小隊には
危機が迫っていた。

ダンボール戦機ウォーズ第25話の感想です。

・少年兵とPTSD
　ヒカル君を襲う眩暈、恐怖・不安感にフラッシュバック――
「これってPTSDじゃん…」そう思いながら見ていたら、
本当にPTSDだった件について。

　ヒカル君が患ったのは、正確にはPTSDではなくWTSD（Wartime
stress disorder）。コントロールポッドを使用したLBXバトルでは、
その過度なリアルさから、一種のPTSDに似た症状を――
ってぶっちゃけPTSDです。
コントロールポッド危険すぎるだろ！
これロストして退学した元生徒も大勢WTSDで苦しんでいる
可能性が…((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

　PTSDとはPosttraumatic stress disorderの頭文字を取った
もので、日本語では「心的外傷後ストレス障害」といいます。
　生命の危機や人としての尊厳が損なわれるような出来事で生まれた
心の傷が元となる、様々なストレス障害を引き起こす心の病の事で、
イラク・アフガニスタンからの帰還兵の4人に3人がPTSDを患っている
といいます。　沖縄タイムス　イラク・アフガン帰還兵４人に３人ＰＴＳＤ
　安全圏にいるはずの無人航空機の操縦者もPTSDとは無縁ではなく、
実際にイラクに赴いてる兵より高い割合でPTSDを発症しています。
　こう書くと如何にウォータイムが非人道的か分かりますね！

　まさかホビーアニメでPTSDがどうとかって話になろうとは…。
ダンボール戦機シリーズは妙なところで生々しいです。

・もうひとりの主人公
　主人公のアラタ君が柔軟な発想や特殊能力といった、華のある
部分に恵まれているタイプなせいか、挫折や努力といった地味な
成長要素はヒカル君が担っているような気がしました。主人公の陽の
部分がアラタ君、陰の部分がヒカル君、といった感じでしょうか。

その他雑感
　次の放送は10月9日です。ポケモンオリジンで潰せるのは
許せるんですけどねえ…。
　

関連項目
【レベルファイブ】ダンボール戦機ウォーズ第26話感想
 【レベルファイブ】ダンボール戦機ウォーズ第24話感想
 【レベルファイブ】ダンボール戦機ウォーズ感想まとめ
 【レベルファイブ】ダンボール戦機W感想まとめ

関連サイト
テレビアニメダンボール戦機ウォーズ公式サイト
 ゲーム版ダンボール戦機ウォーズ公式サイト
 バンダイホビーサイトダンボール戦機
 ニコニコ動画テレビ東京あにてれちゃんねる