遊戯王のゲームメインのブログになりつつあるゲームブログ。感想、プレイ日記系の記事はネタバレ注意です！当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。
【葛葉ライドウ】不適切だよそのリアクション！【アバドン王】

鳴海探偵社前

「……あ！おにいちゃん！
まって、おにいちゃん！」
霞台の成田邸から筑土町に戻ってきたライドウ達。
鳴海探偵社の前で、少年に呼び止められる。
「よかった……おにいちゃんに会えた。
覚えてる？ぼく健太、萬年町の健太……」
萬年町の……？
ああ、木暮さんのお子さんか。
どうしたのかな？
「……あのね、おにいちゃん。
父ちゃん、萬年町で…きえちゃった……」
木暮さんいなくなったの!?
そ、そういえば

「……奴に探りを入れた、うちのモンが
三人も行方知れずにされてる……」

って言ってたっけ。
「……おにいちゃん、たんていなんでしょ？
とうちゃんさがしてよ……
コロッケあげる……
ちゃんと、黒ねこちゃんと半分こだよ？」
健太君はコロッケをライドウに渡すと
「ばいばい、おにいちゃん……
ばいばい、黒ねこちゃん……」
と、去っていった。

「……なぁ、
うぬは内心……どうなんだ？
辰巳捜しのさなかの修捜しの横槍……
悪魔と戦わねばならぬ。
……大丈夫か？
しんどくはないか……？」
おお！
いきなりなんだ、ぬこ！
全然大丈夫なんだぜぬこ！
「……そうか、ならばそれでいい」
ぬこが言う。
「……探偵の見習いをやりながら
デビルサマナーをこなさねばならん……
うぬは少し気を使いすぎるところがある。
健太のことも、無理したと思ったんだ。
……愚痴ならいつでもこぼされてやる。
これもお目付け役の一環だからな」
ぬこはやさしいなぁ
(*´∀｀*)
「しかし、それにしても……
ありふれたコロッケだが、
健太の父親への思いを感じる……
健太の父親……
たしか、修だったな。
先にうぬが萬年町から
消えた例もある……
修が消えたという健太の証言。
……我も気には留めておこう」

鳴海探偵社

「……お？噂をすれば何とやらだな」
探偵社に戻ると、鳴海さんは誰かと電話で話していた。
「あぁいや、こっちの話……　
ライドウをよこすよ、さっきの件……
じゃあ、いつものとこで……よろしく」
そう言うと電話を切る。
「お帰り、ライドウ。
どう？茜さんから話は聞けた？」

ライドウが鳴海さんにこれまでの
捜査状況を説明する。
「……なるほどねぇ。
「茜」を探る対象に、
過剰な反応を示す成田と……
ライドウを襲った仮面の男たちのことを
成田に隠す茜……
なんか、きな臭いねぇ。
単なる人捜しにしては相当きな臭い……
……あぁそうだ、電話だ！」

さきほどの電話はタヱさんだったらしい。
タヱさんも萬年町について調べているという。
早速タヱさんの話を聞きに、
銀座町近くにある「ミルクホール新世界」
に向かうことに。
鳴海さんは引き続き茜さんのことを調べるらしい。
ほんと今回は働いてるなぁ。
鳴海さんが言う
「いやしかし……茜さんってさ、
どんどん秘密めいていくと思わない？」

ミルクホール新世界

ミルクホール新世界。
「ミルク」と名前についているが、
無論ミルク屋さんではなく洋風の
お洒落な飲み屋さんだ。

「……来たわね、ライドウくん。
鳴海さんから、だいたいは聞いてる。
聞きたいこと、あるんでしょ？
何でも聞いて、力になるわ」
タヱさんが言う。
「言っておくけど情報交換よ。
あたしも辰巳のこと知りたいしね……
じゃあ……レディファーストの逆で。
ライドウくんからお願い」

ライドウが今までの捜査状況を
伝えるとタヱさんは始めて知る情報に
驚愕する。
「……なにそれ!?
「仮面の男たち」ってはじめて聞いた……！
ライドウくんに会って、
思わぬ収穫！ツイてるわ！
じゃあ次、アタシの番ね」

タヱさんによると
賭場でバカ勝ちして以来、辰巳の周囲には
人が集まるようになったという。
辰巳に取り入ろうとする賭場の常連達や
賭場のシノギが減った関東黒羽組の人間……。
しかし彼らは皆行方不明になったという。
地元の人間は「神隠し」と言っているらしい。

「辰巳がらみの人間の連続失踪事件……
神隠しか……」
ぬこがつぶやく。
「……どう？なんかの参考になった？
他に聞きたいことある？」
えーっと、じゃあ、
神隠しのことについてkwsk。
「……ライドウくんってば耳ざといのね。
あたしの何気ない一言だったのに。
……そうね、話しておこうかな。
「仮面の男」に関係あるかもしれないし……」

タヱさんが警察部の捜査網を
直に当たった情報によると、
警察部は神隠しを誘拐事件と睨んでいるらしい。
辰巳が萬年町で密輸品の取り引きをしており、
それに関わる事件という線で捜査を行っているという。

「ねぇここからは勘なの……女の勘」
タヱさんは推測する。
辰巳に近づく人間を消し、
密輸で利益を上げている組織が
仮面の男たちではないかと。

「辰巳と仮面の男たちが通じてるって線、
あながちでたらめでもないと思うの……
……辰巳の密輸の取り引きの利益が
仮面の男たちの利益と一致していたら……？
辰巳に近づいたライドウくんが
襲われたことも納得できない？」
タヱさんの推測に、
ぬこがライドウに言う。
「……佐竹もはじめ、関東黒羽組の連中は
辰巳を敵視していたようだ……
さらに辰巳にからむ人間の消失……
もしや、修も「神隠し」とやらに……？」

「……あぁそうだ、その肝心の辰巳さぁ、
行方不明になっちゃったんだって」
ふと思い出したかのようにタヱさん。
工エエェェ(´д｀)ェェエエ工
「神隠しの重要参考人として
警察部が身柄を拘束しようとした矢先よ？
辰巳がツイてるのか、
警察部にツキがないのか……
萬年町の外で辰巳を見たって話、
あたしの耳にも入ってきてないわ。
辰巳は、まだ萬年町にいるはずよ？
でもどうして目撃情報がないんだろ……？」

ミルクホール新世界前

新世界を出たライドウは、
背後に視線を感じた。
振り返ると、そこには多聞天にいた金髪の青年が。
い、いつのまに!?

「ここで君に会えるとは思わなかった。
これも「きっかけ」なのだろうね」
はぁ、そうですね。
「……君に会うことができたら、
話しておきたいことがあったんだ。
運の良さを自負していた男が、
魔人に魅入られてしまったらしい。
君たちが「ビンボウガミ」と呼んでいた、
災厄の象徴である、魔人にだ……」
ちょ、！なんでおまいが知ってんだよその事！
「男は萬年町にいるが誰の目にも触れない。
「異界」と呼ばれる場所にいるからね……
自らの異界への介入が、自らツキを手放す
「きっかけ」となることも知らずにだ」
異界のことまで……何者だこいつ。
「　……もしも、萬年町の異界にいる男が、
君に関係がある男ならば……
僕の言葉が、
君への「きっかけ」となるね……」
そう言い残し、青年は新世界の扉をくぐった。

「奇縁だな……茜といい、あの青年といい。
最近は秘密めいた奴によく出会う」
ぬこぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?
おかしい！茜さんはともかく
あの謎ガイジンにに対しては不適切だよそのリアクション！
ほら、もっとツッコむトコあるじゃん!!

ぬこ的には、謎ガイジン＝デビルサマナーなのかな？
新世界はデビルサマナーの社交場（？）だしなぁ……。
でもなぁ。
なんか違う気もしないでもない。