【葛葉ライドウ】えーっとセーブしたいです【アバドン王】
プレイ範囲:槻賀多村 槻賀多家~帝都 鳴海探偵社まで
スーパー会話タイム。
このプレイ範囲って私○ボタン押してただけだよ(´・ω・`)
ただ台詞メモっただけに等しいです。
申し訳ないです……。
槻賀多家
「……というプロセスなのだ。
秋次郎殿」
ゲイリンはこれまでのプロs
いきさつを槻賀多家長老に話した。
「帝都から来た同胞の希望に
答えてくれるセオリー願いたい」
「……朝も早ぅから重てぇ案件じゃぁ。
今日はツイとらんのぉ」
そう言い、頭を撫でる長老。
「本来なら……槻賀多家の長老であり、
第八巫蟲衆が頭目を張っとる……
この槻賀多 秋次郎……
よそものに身内の恥部をさらすなんざぁ
天地がひっくり返ってもありえんのだが。
ゲイリン殿に頭を下げられては、
断るわけにゃぁいくまいよ。
帝都からの御客人よ。
ゲイリン殿の知り合いでツイてたよ……」
長老は鳴海さんさんの方へ向き直る。
「……さて、鳴海殿じゃったかい?
事の次第はだいたい察しがついた」
弾さんの写真を指しながら
「こん男を捜せと頼んだ娘……。
「茜」と名乗ったはずじゃが?」
「その話、まだしていませんよね?
……なぜそのことを?」
鳴海さんが問う。
「…………帝都から探偵がきたと聞いたときから
よくねぇ報せとぁ思っとったがぁ。
茜め……ワシになんの断りもなく、
こんな勝手をするとぁ……」
「成田 茜さんを……
ご存知なんですね?秋次郎さん」
「「成田」じゃと……?
……寝言ぁ寝てから言ってつかぁさい。
アレぁ紛れもねぇワシの娘じゃ。
こん槻賀多家の正当な血筋の娘……
おしめだって替えてやったこともある。
……槻賀多 茜んこたぁ、よぉ知っとるよ」
(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!
「槻賀多 茜だって?」
「それだけじゃあねぇ……。
……こん男の名は、槻賀多 弾。
茜と同じく……こん槻賀多家の出じゃ。
出来損ないの長男坊よ……」
ポポポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…
なんと、茜さんと弾さんは実の兄妹だったのだ。
「……衝撃の事実を聞いちまったな。
弾さんと茜さんが槻賀多家の人間で……
しかも実の兄妹だったなんて……。
……ここまでの話、大丈夫か?
ライドウ」
えーっとセーブしたいです。
……ダメだまだまだつづくわこれ\(^o^)/
「……つまり、茜は実の兄を捜すよう
我らに依頼して来たということになる……。
それにしても……あの虫も殺せぬほど
穏やかな印象の娘が……
暗殺一族……
槻賀多家の娘だったとは」
とぬこ。
「でも茜さん……「成田」なんて、
どうして偽名なんか……?」
鳴海さんの問いに長老が答える。
「今の茜には「槻賀多」の姓を隠し、
この村を出にゃならん理由があっての……。
ちぃと訳ありで……。
茜を弾の目の届くとこにぁ置けんのじゃ。
茜は今ぁ槻賀多の親戚筋……
帝都の成田んとこにかくまらせとる。
弾が茜を見つけちまえば、
どこぞに茜を隠しちまうだろうからな……」
「隠す?
どういう意味です……?」
「……弾の目的は茜の……
茜の婚礼の儀の妨害なんじゃ」
ほーなるほど。
……なんで?
「「婚礼」ですって?
……おめでたい話じゃないですか。
なおさら「隠す」がひっかかりますが……。
なにかご縁談に問題でも?
例えば……
例えば茜さんのご結婚のお相手が……
弾さんと相性が良くないとか?」
鳴海さんの何気ない一言に
長老はうつむき押し黙ってしまった。
その沈黙の中、凪が現れる。
「失礼するセオリーです……」
「……凪」
凪はゲイリンに答える。
「……福禄荘にレディを送った後に
槻賀多家に参ったプロセスです。
それよりも……。
外で気になるセオリーを聞いたので
自分もこの座に参加する希望です」
なんだなんだ?
「秋次郎殿に
聞かせていただきたいセオリーです」
長老は黙ったままだ。
「ここに来る途中に槻賀多家のピープルに
運喰い虫の件を聞いたプロセスです。
……聞けば弾殿は
運喰い虫を持ち出したプロセスとか……」
凪のその言葉に、
長老ははじかれたように顔を上げた。
凪は続ける。
「妹の嫁入りに駄々をこねる兄プロセスに
個人的ムードを持ち込みませんがね……。
ただ……運喰い虫を持ち出すのは
少々、度が過ぎるセオリーの印象……。
この予測のカテゴリーに間違いあります?
答えてくれる希望です……秋次郎殿」
「それぁ……」
長老は狼狽し、それ以上答えない。
「出すぎた真似のプロセスだ……凪。
お前には外での待機を希望したい」
何か知っているのかゲイリンは、
凪を下がらせようとする。
しかし凪は引き下がらない。
「自分を締め出しておきながら……師匠。
ライドウを残すセオリーなのですか?」
「外で待機していてほしい、凪。
……ラストだ、ネクストの忠告はない」
「……ソーリーです」
凪はそう言い残し、その場から去っていった。
「弟子の粗相は許してくれる希望だ。
ソーリー申し上げる。
……続けてくれ」
ゲイリンの言葉に
鳴海さんが改めて長老に質問する。
「……ひとまず、槻賀多家が茜さんの婚礼で
ゴタゴタしているのは理解しました。
……でも、凪ちゃんじゃないですけどねぇ、
御家の婚礼問題でしょう?
茜さんを帝都に隔離するなんて……
弾さんも同じ家族なんだし話し合えば……」
「……婚礼の儀は生半可なもんじゃねぇ。
失敗は許されんのじゃ」
長老がようやく重い口を開いた。
つーか一体何と結婚させる気なんだ……?
「茜の婚礼っちゅうんは神聖な儀式じゃ。
こん槻賀多村と……髪との血の盟約じゃ」
「血との盟約……。
……そんな茜さんの大事な婚礼を
弾は妨害しようとしている……」
と鳴海さん。
「……ところで鳴海殿は言っとったな?
最近ツイてねぇことが続くらしいがよ……。
ライドウ殿は帝都で巫蟲師とやり合って、
体からなんか奪われた気がしなかったか?」
ええ。それ以来「大凶」です。
長老は赤い虫かごを示して言う。
「……この天斗紋が入った虫かごは
巫蟲師が運喰い虫を入れておく虫かごじゃ。
これと同じモンを帝都で見たんなら、
十中八九、ライドウ殿は……食われとる。
ワシらの運喰い虫に……。
ライドウ殿は幸運を喰われとるよ」
「さっきから話に出てる運喰い虫……。
なんなんです?運喰い虫って」
「天斗樹林でとやらで我らを待ち構えていた
巫蟲師も同じ名を口にしていたが……?」
とぬこ。
「運喰い虫ってのぁ他人様の幸運を喰う虫……。
ワシら第八巫蟲衆の禁断の虫なんじゃ。
……普段はあまり意識せんだろうが
幸運を喰われるってこたぁ……
てめぇの将来に……
不運しかのこってねぇってこったぁ。
運喰い虫に幸運を喰われて不運続きの奴ぁ
不運な事故で死んじまうかぁ……
てめぇの不運を呪い将来に絶望して
いずれ、てめぇで命を絶っちまうのさ……。
第八巫蟲衆の間じゃ必殺とされてきた
運喰い虫なんじゃが……。
……昔に起きた、ある事故をきっかけに
門外不出の掟ができたんじゃ……」
長老は沈黙する。
ゲイリンは先ほどから語らずただ長老の
話を聞いている。
「……なのに、あの出来損ないの弾め!
掟を破って運喰い虫を持ち出しよった!」
「……なるほど。
弾が槻賀多家から持ち出した運喰い虫……
その運喰い虫を入れる虫かごの破片を
俺達帝都の萬年町で見つけた……。
第八巫蟲衆の禁断……必殺の運喰い虫が
帝都に持ち込まれているってことだ……」
「……弾は村の掟に背いて運喰い虫を持ち出し、
あまつさえ婚礼の儀を邪魔せんとする……。
今じゃあ弾めは憎むべき敵じゃ。
槻賀多家としても奴を捕まえたい……。
そこでライドウ殿に恥を忍んで頼みたい。
デビルサマナー殿と見込んで……。
先に当家に赴いてくれた際や
堅固牢での非礼は……お詫び申し上げる。
……弾を見つけたら、
こん槻賀多家に連れて来てほしい。
頼まれてもらえまいか……?」
もちろんですよ。
まだなんか隠してそうなのが
気になるけど……。
今まで沈黙を守ってきた
ゲイリンが口を開く。
「その言葉が、ライドウ。
ハートからの言葉でないとしても……
大勢に身を任せる術を身に着けるは
この世のセオリーだ……それでいい」
「……恐れ入る。
これを……受け取ってつかぁさい。
同士の盟約と思ってくれてかまわん」
そう言って長老が差し出したものは、
虫かご3つととりもち3つ……とりもち?
「もしも運喰い虫……こんな感じの
小せぇイナゴみてぇな虫じゃ……」
長老はライドウと鳴海さんに
運喰い虫の写真を見せた。
「……その運喰い虫を見つけたら、
とりもちでとっ捕まえて……
この虫かごに
運喰い虫をいれたらいい。
そうすりゃぁ、ライドウ殿は
手持ちの運喰い虫の幸運にあやかれる」
なるほど。これで「大凶」を治せるのか。
って捕まえ方ものっそい普通だな。
「……第八巫蟲衆が「禁断」とうたう
運喰い虫の力を我が物としたか……
これで、うぬの戦いも少しは楽になるだろう」
ぬこが言う。
「……さて。
すっかり長居してしまいましたけど……
俺たち、そろそろおいとましますよ」
弾さんの目的が茜さんだということが
判ったし、運喰い虫の事もある。
ライドウ達は一旦帝都に戻ることになった。
長老はライドウの身を案じる。
「……弾は第八巫蟲衆でも屈指の巫蟲師。
しかも必殺の運喰い虫まで持っとる……。
もしもんときぁ……お気おつけなさい。
ライドウ殿」
鳴海さんはゲイリンに礼を言う。
「……ゲイリンさん。
タヱちゃん共々お世話になりました。
お弟子さんにも
よろしくとお伝えください」
「……承知したプロセスだ
ライドウよ……槻賀多村には
このゲイリンがいるセオリーである
帝都での貴殿の任……
心置きなく励んでくれる希望だ」
「……じゃぁいこうか、ライドウ。
福禄荘で荷物まとめて帝都に帰ろう」
帝都 名もなき神社
ライドウ達は槻賀多村を後にし
一路、帝都へと帰った。
第八巫蟲衆である槻賀多の一族や
葛葉一族であるゲイリンとの接触。
事態は一介の「探偵業」でくくるには
大事と決断した鳴海さんの提案により、
事の次第をヤタガラスの耳に入れようと
名もなき神社に立ち寄った。
「……なるほど。
委細は承知いたしました。
我らヤタガラスへのご報告と
はるばるの槻賀多村へのご足労……。
ヤタガラスの御名のもと、
貴方がたの厚意にに感謝を申し上げます」
ヤタガラスのおねいさんが言うには
今回の魔人の出現は帝都の運気の低下が
原因らしい。
「魔人は不運に乗じて出現する災厄の象徴。
運喰い虫に介入であれば合点もいきます」
「弾をはじめとする巫蟲師だけでも
厄介だってのに……。
不運になっちまったら
魔人ってのが出てくるかもしれないのか……」
頭を抱える鳴海さん。
「事態の由々しきは、
我らヤタガラスも看過できぬと心得ます。
貴方がたの日頃の健闘に応える意も含め
今回は我らヤタガラスの一助を与えます」
なんだ?
「……ライドウよ。
目を閉じて気を静めるのです……」
ライドウは体が
清められていくのを感じた。
「先に運喰い虫に幸運を喰われたことにより
貴方に憑いてしまっていた不運……。
其の不運を、祓って差し上げました」
マジでやった!
あれ?じゃあ長老に貰った
虫捕獲セットの使い道は?
「今後はここ、名もなき神社にて
ライドウの不運をお祓いいたしましょう」
ってことはこれからちょいちょい「大凶」に
なったりするのか。
「おぉ!俺には実感ないからわからんが、
なんかツイてる展開じゃないの?」
鳴海さんが自分のことのように喜ぶ。
「名もなき神社に行こうって言ったのって
俺だぜ?……いやぁさすが、俺」
「……自己の野心に任せた行動とは、
すべからく他者を不幸にするものです。
運喰い虫を槻賀多村より持ち出した
弾という青年……。
運喰い虫で己の野心を成就せんとする
弾の行動は帝都には有難くない行動……。
……ライドウよ。
弾と運喰い虫の所業に気を配りなさい。
ヤタガラスの御名のもと
貴方に帝都の命運を委ねます。
我らの総意に応えて見せなさい。
十四代目葛葉ライドウ」
鳴海探偵社
ライドウ達は鳴海探偵社に
戻って来た。
「ただいま、我が愛しの鳴海探偵社。
……やっぱり我が家が一番落ち着くねぇ」
と、鳴海さん。
「……家に着いたばっかだし、
靴下脱いでゴロ寝したいとこだけどな……。
槻賀多家の必殺の運喰い虫を持った
巫蟲師の弾が……
この帝都にいるかもしれない。
早速で悪いけど捜査を再開したい」
了解であります!
「まずは弾のヤサに
ある程度、当たりをつけときたいな……。
槻賀多家での満載な情報の整理を兼ねて
弾のヤサを捜査会議で割り出そうと思う」
割り出すって……
も、もしかして鳴海さん見当ついてんの!?Σ(゚Д゚)
