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【葛葉ライドウ】おいコラぬこ野郎。【アバドン王】

天斗永君堂　蟻ヶ路
ネコマタｷﾀ━━━━(*ﾟ∀ﾟ)━━━━ !!!!!
ぜひとも仲魔にせねば！(*´Д`)ﾊｧﾊｧ
「それで、わちきにどんな用でありんすか？」
抱　き　し　め　た　い　。
「悪魔を抱き締めたい人間だなんて、
聞いたこともありんせん……。
でも、少しくらいならええかも
しりんせんなあ……」
お。怒られるかと思ったけど
意外と好感触。
「ところであんさん……何か目当てがあって
わちきとお話なんしょう？
わちきも女……何かを欲しがる殿方の
目の輝きは、よう分かりやんす。
ささ、仰いなんし。
わちきに何をお望みで？」
仲魔になってください！ぜひ！

ここから貢ぎタイム突☆入

「さてと、そろそろお暇しんすか……
今日はほんに楽しゅうございんしたわ」
>ネコマタは去っていった……
( ﾟдﾟ)
ア、アメジスト返せぇぇぇぇぇぇぇ！！


>とてつもなく恐ろしい気配がする……
魔人ｷﾀ━━━━ヽ('A`)ﾉ━━━━─－－…ﾏﾝﾄﾞｸｾ
頑張れば倒せそうなんだけどMAGがねー
一応対策的なことは考えたんだけど。
「新月ニ魔人ニ出合ウ不運。
イヤ、幸運カ……」
ホワイトライダーさんお久しぶりです。
戦闘メンバーはリリムさんとイッポンダタラ。
呪殺吸収がチャームポイント。
「獣のおみくじ」キタ！
これのあとは突進してくるから
ひたすら逃げる！
あ、ムド。突進終了のお知らせ？
ここから反撃！HPの回復もね。
うははは吸収吸収wwwww
微々たるものだけどMAGも回復。
貴重なMAG回復タイム。
ってまた突進してきたぁぁぁぁ！
回復しつつ逃げる。
そしてまた呪殺タイム。
そして説教部屋。
…………
……回復が間に合わなかったんだぜ。
いや、これいけるって！
次こそ眼窩にブロブねじこんでやる！（注：できません）


天斗永君堂　蝿ヶ路
何かいるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ！！Σ (ﾟДﾟ;）
近寄りたくないなぁ。ボス戦的な意味で。
でもヤツの前にセーブポイントが。
セーブできんの？

「ギッギッギッギッギぃ……
わぁ、ぶった……愚かな、男児ぃ！
祭り……じゃ！祭りぃ……
めぇ……を血祭り……じゃあ！」
ライドウ達を待ち構えていたらしき
先人ががなる。
「やや……こ、泣……かす、な……
かか、様にぃ……
はぁら、わ……た刺、され……て……
おっちぃぬ……ぞ……
は、らぁわ……た斬ら、れぇて……
おっちぬぅぞぉ……！」
凪は先人の背後にいる巨大な
化け物を見て呟いた。
「あれは……蟲？」
「かぁ……いい、かぁ……いい！
わぁの……てん、と……ま、るぅ！」
先人の言葉にぬこが声を張り詰める。
「あれが弾が言っていた
……天斗丸か！？」
「かぁかか……神ぃの命にて……！
命じ、るぞぉ！
あの、男児……を！
噛ぁみぃくだけぇえ！」

デカイヨデカイヨ。
どうやら先に天斗さまを倒さないと
ダメっぽい。
さっさと倒して蟲をぼっこぼこに。
……ってあれ？
天斗さま復活してる……？
天斗さま倒す→蟲ボコる
の繰り返しかー。
MAGヤバイ。
>天斗丸は、
明らかに動揺している。
HP半分減らした！
>天斗丸は、
弱々しく肩で息をしている。
天斗さままた復活してるし。
仲魔2人、ダメージ与えらんない
蟲に攻撃しに行かないで下さい。
こっち手伝えwwwww
天斗さま撃破！
あとちょっと！
ああ！また天斗さまが！(ﾟДﾟ)ｳｾﾞｪｪｪ!
>天斗丸は、もう動けそうにない。
やたー倒した！


「ぶったぁ！わぁ、の、かわいい……
てん、と……ま、るぅ！
人の子、は、なん、でも……踏む、かぁ！
わぁだじぁ……か、神なの、に……！
う、うぉおん！
かか様ぁ……！」
先人はそう叫ぶと
姿を消した。
かか様？おかん？

「……見てたぜぇ？」
ライドウ達の背後から弾たちが突如現れる。
「天斗丸まで倒しちまうとぁ……
ライドウは、どんだけすげぇのよ？
けどよ、んなぁすげえサマナーさんも
……茜は助けらんねぇよ？」
弾は自信に満ちた表情で言う。
「茜を助けられんのぁ、俺だけじゃ。
アバドン王になる……俺だけなんじゃ」
そして表情を改め、
「さてぇ……おめぇに見せてぇもんの
三つ目……このすぐ先なんじゃ。
……ぶっちゃけぇ、その三つ目だけはぁ
おめぇに見逃してほしくねぇ……
三つ目ぇ見せたくてぇ
ご招待したようなもんじゃしよぉ。
せっかくのご招待じゃ……受けとけよ？
ここまで来て怖気づくとかナシだぜ？
……じゃあな。
この奥で待ってるぜぇ……」
そう言い残し、弾は消え去った。


ポジトルヲの間
「……よく来てくれたぁ。
まずは、ご苦労じゃったのぉ」
弾は洞窟の奥の広い空間で待ち構えていた。
「あれは……？」
凪が何かに気づく。
「ライドウ先輩……見るプロセスを希望です。
弾殿の後ろにある……大きな丸い物は……？」
弾の背後、天井にはいびつな球状のものが
青白く発光していた。
「……お？気づいたかい？凪ぃ。
いい目のつけどころしてんなぁ」
弾はにやりと笑う。
「ライドウもみてやってくれよぉ。
あれが……
あれが、おめぇに見せてぇもんの最後……
三つ目の見せてぇもんじゃ
あれぁポジトルヲって言ってよ、
運喰い虫がこしらえる巣なんじゃ。
運喰い虫ってのぁ幸運を喰ってぇ
腹ぁ一杯になると……
幸運を持って帰る習性があんのさぁ。
このポジトルヲになぁ！」
「すると、あの……ポジトルヲの中には、
たくさんの幸運がつまったセオリー？
弾殿は帝都に運喰い虫を放ったプロセス。
あのポジトルヲの中には……
つまり帝都のピープルから奪った、
幸運がつまっているセオリーと……？」
「凪は賢いなぁ、その通りだ。
来たるべく「ある日」に備えて
オレぁ運喰い虫を持ち出したんじゃあ」

「ライドウよぉ。
オレは知ったんじゃあ。
いずれ、近い将来……
空からワンサカ落ちてくるらしいぜ？
「破壊」を司るっちゅう……ふふ……
どデカい蟲ってのがよぉ……。
ポジトルヲが、まん丸になった日が……
その蟲が落ちてくる日なんだってよぉ。
……だからオレぁ運喰い虫に
幸運を喰わせてたんじゃ」
(;ﾟДﾟ)(ﾟДﾟ;(ﾟДﾟ;)ﾅ､ﾅﾝﾀﾞｯﾃｰ!!
弾は言い放つ。
この世のすべてを破壊するっちゅう蟲ぃ……
巫蟲師のオレならぁその蟲を仕切れる！
自信はたっぷりだぜぇ……だってオレぁ、
男前で腕が立って、そいで頭もキレるぅ……
槻賀多 弾様じゃしよぉ！」
だ、駄目だこいつ……
早く何とかしないと……。
「いいか？ライドウ！
耳のあなほじってよぉく聞きやがれ？
……すべてを破壊する蟲じゃぞ？
その　蟲を仕切る「王」……それがぁ！
それが、このオレが目指すぅ！
アバドン王なんじゃあ！」
お　前　が　つ　く　っ　た　ん　か　い　。
そりゃ誰も知らんわwwwww
「すべてを破壊する蟲……
その蟲を仕切る……アバドン王だと？
それが弾の言う
アバドン王……」
ぬこは弾の言葉を反芻する。
「……やぁべぇ。
決まっちまったぜぇ……
てめぇでも恐ぇくらいに決まったぁ……」

「……待ってください」
一人悦に浸る弾に凪が言った。
「すべてを破壊する蟲を仕切るアバドン王……
それがなぜ……茜殿を
助けられるセオリーになるんです？」
凪の言葉に弾は急に真剣な表情になる。
「巫蟲師が殺しに使っとる蟲はぁ、
天斗さまからのもらいモンじゃ。
槻賀多の娘と交換に、
天斗さまからもらったもんなんじゃ。
第八巫蟲衆は天斗さまに頭ぁ上がんねぇ。
天斗さまの機嫌を損ねちまったらぁ……
蟲をもらえねぇ、そうなりゃあ……
巫蟲師の仕事はお仕舞よ」
弾は続ける。
「茜を助けてぇってのぁ一番だがよぉ、
村の衆を食わしてくのも槻賀多の務め……」
「たしかに……」
凪はうなだれる。
「天斗さまに反感を買うプロセスは
槻賀多村の存続の危険なセオリー！」
「だからオレは天斗さまの上をいくのよ。
天斗さまを神の座から引きずりおろす！
……これは天斗の一族のモンに聞いた。
すべてを破壊する蟲ってのぁ……
天斗の一族が崇めてる
「かか様」の使いなんじゃと。
だからアバドン王になるってこたぁ
「かか様」に並ぶってこと……
天斗さまの上に行くってことじゃろ？
そうなりゃあ……
天斗さまもオレの……
アバドン王の言うことにゃ逆らえねぇ！」
弾はライドウに向かって言う。
「なぁライドウよぉ……
おめぇが帝都を護ってんのぁ知ってるよ。
断りもなく幸運をもらっちまってよ、
オレなりに筋も通しときてぇ。
だからおめぇをここに呼んだんだ。
オレぁ頼みごとすんのでぇきれぇだが……
ここぁ見逃してくれ……
茜と槻賀多村のために……頼む」
いや、それはいいんだけどさぁ……。
なんか、その計画、失敗フラグ立ってない？
大丈夫？
「話ぃわかるじゃねぇか。
おめぇみてぇのもいるんだねぇ。
デビルサマナーってのも
案外、いい奴なのかもしんねぇな」
弾は嬉しげに言った。
「……さてぇ天斗永君堂で見せてぇもん
全部、見てもらったし……帰るかねぇ」

「ここで対面しておきながら
弾を見逃す手はあるまい……」
おいコラぬこ野郎。
ていうかなんでライドウも構えてんのwwww
人の選択無視すんな（ ﾟДﾟ）ｺﾞﾙｧ !
「凪、助太刀を頼む。
弾を捕まえて……」
しかし凪は困ったようにうなだれたまま。
「凪……？」
弾は自信たっぷりに言う。
「言っとくがぁ、
オレを捕まえようと思ってんなら無駄だ……
なんてったってぇ帝都の幸運が
今のオレに味方してくれてるもんなぁ？」
と、その時――
「じ、地震……？
なんて間の悪いプロセス……！」
突然の地響きに凪が声を上げる。
「ほぉれ見たことかぁ……
ツイてるねぇ……さすがオレぇ」
人様の幸運でいい気にならないで下さい。
弾は真剣な表情で言う。
「……ライドウ。
次におめぇに会うとしたらぁ……
やっぱぁ茜の婚礼の儀んときかねぇ……？
茜や……親父殿に何を吹き込まれたかは
知んねぇけどよぉ……
オレぁ茜を……あんなみじめなことにゃ
したくねぇんだ……！
……成田んとこじゃ勝ちぃ譲ったがよ
次もオレん邪魔しようってんならぁ……
次ぁ……最初ッから
殺される覚悟でかかってきな……
……じゃあな。」
不敵な笑みを浮かべた弾は
そう言い残し消え去った。

「さっきは、どうしたのだ？凪。
迷いが見てとれたが……」
ぬこは凪に訊ねた。
「自分、考えたんですけど……
答えが見えないプロセスです。
弾が婚礼の儀を邪魔すれば
茜殿は生贄にならないセオリーです。
でも婚礼の儀を邪魔すれば、
天斗さまが槻賀多村を見限るセオリー。
それを知っているから、おそらく茜殿は
ライドウ先輩を頼ったプロセス……
弾の妨害をかいくぐって、
村のために婚礼の儀にのぞむため……
自分、何が最善のセオリーなのか……
わからないんです。
婚礼の儀を行うことと、
婚礼の儀を邪魔すること……
どちらが茜殿のためになる
セオリーなんでしょう……？」
え、えーと邪魔しようか……？
婚礼の儀やっちゃったら
そこで試合終了だし、
弾的には茜さんを助けつつ
村にも迷惑かからないよう
アバドン王になって天斗さまを
支配しようという計画みたいだし。
でもこれ失敗しそうなんだけど……。
茜さんの気持ちを無視してる気もするけど、
「村人のため」に生贄になるんであって、
好き好んで生贄になるわけじゃないからねー。
これが一番丸く収まる。
「……なるほど、理不尽なセオリーには
あらがってみせろと……
それは……あの、生意気言うようですけど、
デビルサマナーとしての言葉ですか？
それとも、あるいは……」
デビルサマナー関係ナイヨ。
「……つまり、何事も個人の気持ちで
行動するのがセオリーだと。
……たしかに、人の気持ちを忘れた者が
人を護れるとは思えません。
それに……そうですね、茜殿を護れずして
何が民を護る任のセオリーでしょう……。
でも自分……」
そう行って凪は目蓋を伏せる。
「やっぱり……あの、ダメみたいです。
予測のカテゴリーが、見えません……
……見えないんです。
ライドウ先輩……」

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