【葛葉ライドウ】なんでそんな小難しい呼び方を。【アバドン王】
プレイ範囲:鳴海探偵社~石神内毛細洞まで
テイルズオブヴェスペリアの発売が
いつの間にか決まっていました。
ファミ通読んでるくせに……。
9月発売かー。TF4も9月なんだよね……。
まぁこっちは発売延期が恒例行事だから
いいとして、ヴェスペリアは発売日に
購入してもすぐに遊べそうにないなぁ。
このペースじゃ。
2本同時プレイとか器用なことできない!
マイペースにライドウやっていきます。
鳴海探偵社
えーと……何するんだっけ?
ああ、そうそう!タヱさんに会いに行くんだっけ?
タヱさんが居そうな所って、ミルクホール新世界とか?
その前に、せっかく帝都に戻ってきたんだし
別件依頼を片付けよう。
走り屋の亡霊のやつ。
異界 筑土町
やって来ました異界 筑土町。
その辺うろうろしてたらいいのかな。
「いまね!いまね!
すっげぇ車が坂を上っていったよ!
カッコイー!」
坂…だと…?
この辺で坂ってどの辺?
って、こ、この気配は……!
魔人ギャアァァァァ━━━━(゚Д゚|||)━━━━!!!!!
しかもなんか赤いんですけど。
前の白い人と同じ感じかなぁ……。
とりあえず戦ってみるか。
あ、こいつジオ系弱点だ!
でもこっちが死にそう……。
ジオ系使えるのコロポックルのジジイと
アズミのおばちゃんだけだし、
おばちゃん引っ込めたとたん
氷銀属の管開かねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
ジジイ一人で頑張る!
でもジジイ一発で即死する……。
管開くようになったからおばちゃんとチェンジ。
……おお!なんとかHP半分減らした!
弱点突きつつちまちまちまちま攻撃!
………………
「フフフ……
魔人ヲ退クトハ……」
バンジャ━━━━━∩( ・ω・)∩━━━━━イ!!!
倒したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
……で、何しに来たんだっけ?
大体目的は魔人討伐じゃないわけで。
肝心の依頼果たす前にこんなに疲弊しちゃって
どうすんだコレ?
>どこからかエンジン音が聞こえてくる……
なんかカッコイイBGMキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
>「幽霊自動車」の正体は、
なんとオボログルマだった!
「エギゾォォストォォ脳ぉぉトォォォ!
今夜も排気音が脳天に響いて、
いいねぇぇェェェェェェ!ブンブン!
うぉまえが今夜の挑戦者だな?
競うぞ?競うぞ?
どっちが先に逝けるか競争だァァァァ!」
>オボログルマはやる気だ!
あれ……?画面の下の03分00秒って、
時間制限ありの戦闘?
マジで?
とりあえずメンバーはリリムさんと
アウラウ姉さん。
あ、別に強くないわ。
ごり押しでいけそう。
「は……早い……
うぉれ、完敗だ……ブン……
今夜、帝都に
新たなサイソク王が誕生した……
それは、うぉまえだァァァァァ!
うぉれ、乾杯だ……ブーン!」
あっさり勝ちました。
依頼達成☆
ミルクホール 新世界
「おや……?
葛葉様と……鳴海様ではございませぬか?」
新世界へ入ると店主が2人に声を掛ける。
「お二人が揃って
ご来店なさるとは珍しい。
……急務でございましょう?
私お役に立てることならばなんなりと」
鳴海さんは、店主にここへ来た理由を伝える。
「あいにく……朝倉様は
本日はご来店されておりませぬ」
「そうですか……。
……いきなり手詰まりだぞ?」
頭を抱える鳴海さん。
「俺……タヱちゃんの行きそうな場所
ここ以外に思いつかないしなぁ……。
誰か、タヱちゃんの居場所……
知ってる人っていないもんかね?」
まあとりあえず、ここで聞き込みすれば
いいんじゃないかな。
「お前……女を捜してるんだろ?
ここの常連の……朝倉って女。
……心当たりあるぜ、ただ喉が渇いていてよ。
うまくしゃべれそうもねぇ。
ミダスニッキでも飲めば、
喉の調子もよくなるかもな……」
ちっ、ほらよ!
「おっと、俺が一緒にいるのに
ライドウにゃ勘定頼めないぜ。
ツケで飲み食いしたりもするが
実は俺って気前はいいんだぜ?」
え?鳴海さん払ってくれるの?
「……まぁでも調査の経費にしとこうぜ。
請求書は成田さんにでも回しておこう」
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
鳴海さんはミルクホール店主に
ミダスニッキを注文する。
目つきが悪い男は目の前の
ミダスニッキを一気に飲み干した。
「……おぉう!
染みるねぇ……生き返った心地だぜぇ?
ありがと……いやぁ、ありがと。
……ここんとこ連続で
一週間も財布をスラれてよぉ……」
「一週間?
いくらなんでも不運が過ぎるぜ。
これも運喰い虫のせいなのか……?」
鳴海さんが呟く。
「すっかりこの世って奴に絶望してぇ
ここでふて腐れてたら……
ここでお前らにご馳走になったぜ。
へへ……世の中、捨てたもんじゃねぇ。
……朝倉って女のことだったよな?」
この男がいうには石神町という
小さな町に、カメラをぶら下げた若い女が
頻繁に出入りしているらしい。
「……俺の心当たりってのは今の話だよ。
当てが外れてても恨むなよ?」
「カメラぶら下げた若い女ねぇ。
……ほぼ確実にタヱちゃんだろうな。
石神町か……
電車に乗って行かないとな」
ついでに他の人にも話しかけていこう……って
またお前かぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
天斗永君堂の主ことパツキン野郎が!!
何やってんの!?Σ(゚Д゚)
ていうかこっち見んなwwww
「この世のすべてが、
君の生き様を左右する「きっかけ」になる。
君が日常で何気なく交わす
言葉のひとつひとつも……
多用な「将来」の扉のうち、
いずれかを開く鍵となるんだ。
君がどんな「将来」の扉を開くのか、
じっくり、見させてもらうよ……」
はぁそうですか。
石神町
石神町では今何かが起こっているらしい。
なにやら騒然とした様子だ。
「見つけたぜ。タヱちゃんだ」
鳴海さんの声にタヱさんが気づいた。
「あ、鳴海さん……ライドウくんも!
もしかして、あたしの電話で来てくれた?
電話で石神町にいるって言わなかったのに
あたしを見つけるなんて……さすがね」
そう言い微笑むタヱさん。
「着てくれてちょうどよかったわ。
ねぇ見て……」
タヱさんが示す先には、
巨大な塔が屹立していた。
「あれ、急に地面の下から飛び出てきたって
あたし……地元の人に聞いたわ」
「おいおいおい……なんだいありゃぁ?
なんで、あんなことになるんだぁ!?」
鳴海さんは思わずたじろぐ。
「あれが……電話で話してくれた、
「大変なこと」ってやつ……?」
「……ご名答よ。
さすがね、鳴海さん」
「あの塔のことを取材して……あたし、
石神町に伝わる民話を突き止めたの」
タヱさんが語り始める。
「石神町の地下に住むっていう巨大ナマズが
地震を起こして悪さをするらしくって……」
そこへ、もう何度目かの地震が起こる。
「タイミングいいわね……。
っとまぁ、今みたいな地震は、
巨大ナマズのしわざってことで……
その巨大ナマズが暴れないよう、
あの塔で封じていたらしいの。
ちょうど……ウナギをさばくときに
目玉に金串を刺すでしょ?あれと同じ」
「なるほどねぇ、あの塔が金串で、
ナマズの目玉に刺して封じてると……」
「あぁもう!いちいちご名答ね!
あたしの見せ場を取っちゃイヤ!」
「すいません……」
タヱさんは話を続ける。
「あの塔が飛び出てるってことは、
巨大ナマズの封印が解けちゃって……」
地震がタヱさんの言葉をさえぎった。
「……巨大ナマズが地震を起こし放題って、
そういうことになるわよね?
あたし思うの……民俗学的解釈からすると
この手の怪奇現象って……
霊的な、なにかの……現世の人間への、
ある種の警告なんだって」
「警告……」
いままで黙ってタヱさんの言葉に
耳を傾けていたぬこが呟く。
「あたしの勘なんだけど、
民話に出て来る……石神様。
巨大ナマズを封じ込めたっていう、
石神町の神様らしいの、石神様って。
石神様のことをたどっていけば、
あの塔や地震のことがわかると思ったの。
でもなかなか石神様の情報が集まらなくて……
誰か石神様に詳しい人っていないかしら……?」
おk。探してくればいいんですね。
「世間じゃ、石神町の異常を、
キネマの撮影だと吹く奴もおるが……
とんでもない。
ありゃあ……たたりじゃよ。」
たたりとな?
じーさん詳しく聞かせてもらおうか。
老人が言うには、石神町の名の由来は
昔この地にあった、寒いと欠け、
温かくなると元に戻るという奇石らしい。
その奇石は神の化身として神社に
祭られているという。
老人はその奇石のたたりだと思っているらしい。
石神様のこと知ってる?
あ、知らない?サーセン。
ていうか奇石=石神様?
お稲荷様のそばにいる
キツネ目の女児が
ライドウの目をじっと見つめている。
おお、お嬢さん。
石神様のこと、知ってる?
訊ねると女児は一瞬だけ目を丸くした。
なにか知ってるご様子で。
カモンイヌガミ!(まだいる)
イヌガミの読心術で
心の声を聞いてみる。
『心の声をきくことができる人間……
あたし、しってるわ』
バ、バレテル……!!Σ (゚Д゚;)
『おにいちゃん、もしかして……
デビルサマナーのライドウなの?』
正真正銘のデビルサマナーライドウです。
「よかった……ツイてる。
石神町でライドウにいちゃんにあえたわ」
女児は口を開いた。
「……ライドウって帝都を
守ってくれる人なんだよね?」
女児と話すライドウに気づき、
鳴海さんが側にやってくる。
「おいライドウ、お前……
この子と知り合い?」
「ライドウにいちゃんだから
話すんだよ……」
女児は鳴海さんを一瞥し、
再び話し始める。
「じめんから飛び出た、あの塔は……
石神様なの。
ライドウにいちゃんだったら、
特別に石神様の中に入ってもいいよ」
「中に入れる……?
あの塔って……中には入れるの?」
鳴海さんは女児に訊ね――
「聞ぃちゃったぁ聞ぃちゃったぁ。
いぃこぉとぉ聞ぃちゃったぁ」
そこへタヱさんが現れる。
「さすがね……ライドウくん。
その子、あたしが取材しても
ひと言も口きいてくれなかったのに」
タヱさんは女児に尋ねる。
「あの塔が石神様って本当なの……?
その発想は、なかったわねぇ。
ねぇお嬢ちゃん、今のお話……
もう少し詳しく教えてくれない?」
「……先に石神様の中で待ってるね」
「あら……あたしってば蚊帳の外?」
女児はタヱさんにぶつかることも
いとわず歩き出し、そしてそのまま
すり抜けてしまう。
「え?……え!?
やだ、うそ……今、あの子……」
驚くタヱさんを尻目に女児は
「石の柱の中に来てね。
ライドウにいちゃんがくるの待ってるよ……」
そう言い残し、文字通り消え去った。
「今のって……幽霊……?
ゆ、ゆゆ……幽霊……!?」
タヱさんの恐慌ぶりに
鳴海さんが慌てる。
「あぁ!タヱちゃん……?
もしやまたぁ!?」
タヱさんはふらふら揺らめき――
そして踏みとどまった。(`・ω・´)シャキーン
「……なんてね、幽霊でいちいち驚いてたら、
朝倉 葵鳥は務まらないっての」
にっこりと微笑むタヱさん。
「おぉ!持ちこたえた!
タヱちゃんが幽霊を見て気絶しないぃ!」
毅然と立ち去ろうとするタヱさん。
そこへ地震が襲いかかり、
タヱさんは揺れに耐え切れず、
そのまま地面へばったりと
倒れこんでしまう。(ノ∀`) アチャー
「じ、地震、カミナリ……なんとやら……とは、
よく……言ったもん……ね」
そのままがくりと息を引きt気を失ってしまった。
「やっぱりこうなっちまったか……。
たちゃんは任せてくれ。
探偵社に連れて帰っとくよ。
じゃあ後のこと任せちゃうけど、
よろしくな……ライドウ」
そう言って鳴海さんはタヱさんを
負ぶって石神町を出て行った。
石神内毛細洞
塔の内部には広大な空間が
広がっており、青白い気体状の何かが
螺旋を描いて上昇していた。
「まさか塔の内部が
このような空間になっていようとは……。
すべて石神町であった女児の言った通り……
あの女児は一体、何者……?」
ぬこがそう言った刹那、
石神町で会った女児が眼前に現れた。
「本当に来てくれたんだね。
ありがとう、おにいちゃん……。
ここは石神様の体の中……
石神内毛細洞(いしがみないもうさいどう)
って、あたしは呼んでるわ」
なんでそんな小難しい呼び方を。
「いろいろお話したいけど、
ここはまだ一層だから……。
ごめんね、おにいちゃん……
九層の上まで……きてほしいの。
九層の上まできて……おにいちゃん。
あたし、まってるね……」
そう言って女児は消え去った。
