【五代ゆう】アバタールチューナー III 感想【原案小説】

神に問う――太陽光を浴びると身体が結晶化し、
やがて死に至る奇病・キュビエ症候群が猛威を
振るう近未来の地球。精神技術者の穂村一幾は、
今は亡き恋人・蛍(けい)の双子の兄である
水無瀬眞に呼び出され、〈EGG〉なる研究施設を
訪れる。そこで彼を待っていたのは、〈神〉と交信
するという黒髪の少女セラだった。一幾はその
共感能力を使ってセラと〈神〉との対話を分析
するよう依頼されるが……全ての発端を描く第3巻
クォンタムデビルサーガ アバタールチューナーIIIの
感想です。
やべぇ…面白すぎる。
突然酷い感想で申し訳ございません。
クォンタムデビルサーガ アバタール
チューナーIIIは、ゲームではさらりとしか
触れられなかった過去の話です。
名前や設定がゲームと異なり、まるで別の作品の
ようでとても面白く読めました。
この小説の主人公は精神技術者(サイテック)であり、
共感能力者(エンパス)である穂村一幾です。
彼は恋人である水無瀬蛍を失った悲しみに
くれるなか、蛍の兄である水無瀬眞に仕事の
依頼で呼び出されますが…。
前巻ででてきたK・ホムラとシン・ミナセとは
彼らのことです。
ゲームではヒート・オブライエン、サーフ・
シェフィールドという名前でした。
既巻2冊ではゲームより影が薄かったエンジェル
ですが、ゲームでは語られなかった生い立ち(?)
などが詳しく描かれていて嬉しかったです。
このまま空気なったらどうしようかと…。
私エンジェル好きなんですよー。
両性具有っていいですよね。
ゲーム中ではイベントどころかモブの口から
ぽろっと出ただけで、セラに関わっているにも
かかわらず残念な扱いだったシエロもきちんと
描かれています。シエロはAIとオリジナルの
性格がほとんど同じです。感情に目覚めた
ばかりな分、少しAIシエロの方が幼い感じでしょうか?
穂村とシエロのやり取りが印象的でした。
「だいすきなおにいさんにこっぴどく
裏切られたセラのショックで地球がヤバイ。」な
感じだったゲーム版ですが、小説のセラは1
と0で構成されたものしか認識できない別
次元の存在です。
穂村が死の瞬間、自分の能力でかき集めた
人々の死と恐怖と絶望の感情を叩き込んだ
ことにより自我を発露させたことがきっかけで
暴走しました。
セラがAIを作り始めたのもシエロを殺された
怒りの感情を穂村にぶつけられことが
きっかけです。
そう書くと全ての元凶が穂村のようですが、
ところがどっこい全ては水無瀬の手の内です。
ゲーム以上に外道鬼畜でステキですね!
そんな鬼畜外道な水無瀬ですが、彼なりに
穂村に特別な感情を持っていたようです。
そういえば、「〈EGG〉のスタッフその1」という
モブ扱いでロアルドが登場していました。
もしかして次巻で登場…?
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